夢は大切だけど
先週の月曜日だったでしょうか。私の住んでいる地域で、中山七里さん原作の「作家刑事・毒島真理」が放送されていたので迷わず録画。
穏やかな印象しかない佐々木蔵之介さん演じる、元刑事で作家の毒島真理。この刑事がまぁ~毒舌で。
警察官と一緒に、起こった事件の容疑者に話を聞きにいくのですが、一人、作家を目指している45歳の無職の男性に投げ掛ける言葉がもう・・・心臓というか五臓六腑をえぐるえぐる・・・(・_・;)
で、思い出した事、というか思い出した人が。
母親同士が知り合いで、その子供同士というだけの関係なのですが、確か今年で30代前半のはず。
高校生の時に小説家を志したという彼をAさんとしましょう。Aさんは工業系の大学に入学し、日々講義や課題に追われていたどうなのです。彼が4回生になったとき、卒業論文に絶対必要な実験が夏休みにあったそうなのですが、Aさんは「小説を書く!」と、実験に参加しなかったそうなんです。当然、卒論が掛けないので留年が確定。
Aさん自身は「大学中退して作家になる」と言ったそうですが、当然のごとくご両親が猛反対。
何とか半年遅れで卒業したそうなのですが、問題はその後の就活。Aさんは頑なに「正社員にはならずに派遣社員になる!派遣の方が時間に余裕があるから小説を書く時間があるはず!」という主張を。
ここで、Aさんのお母さんから私に相談が。
というのも、私が前職で派遣会社(派遣元)の面接官兼営業マンとして働いていたので意見を聞きたいとのことでした。
派遣の方が時間に余裕があるから小説を書く時間がある・・・ハイ、一理あります。派遣という雇用形態なだけで、フルタイムで働く方もいれば、週に何日と決めて働く方もいるし、ダブルワークをしている方もいます。
一応、色々な事情を持った方と接して来た私が思うのは一つ・・・
「派遣ナメとんか?」 です。
収入に余裕があったり、家に貯蓄があって、フルタイムで働く必要がそこまでないのなら別にいいと思いますが、お母さんのお話を聞く限り、Aさんにはフルタイムで働いてもらわないと、とのことでした。
まぁあとは・・・私、作家を目指したことはないので詳しくは解りませんが・・・
卒論の実験をサボって家に籠って小説を書いていたということでしたが、なんで書き上げられていないの?その為に卒業を棒に振ったのでは?と。
ということは?派遣として働いて、仮にも時間に余裕があったとしても書き上げるのは難しいんじゃない?と。
さすがに言いはしませんでしたが💦
その派遣として働く!騒動から数か月後の今、どこかの会社に正社員として働いているそうなのですが、残業が最大1時間の会社だそうですが、疲れて帰ってきて、全くパソコンの前に座ってはいないそうです。
何かアドバイスない?とも聞かれましたが・・・あるわけなかろうが、こっちは作家志望ちゃうぞ(笑)
母もなんとも答えるのが難しい相談を受けましたね・・・頑張れ母。残念ながら私はもう引っ越しをしてしまっているのだ(笑)
さて、明日は水曜日。週の折り返し。
明日も良いことがありますように。