ゴールとスタート
「いつまでがんばればいい?」
前職のブラック企業で働いていたときに、家で無意識に出た言葉だった。
サービス残業は月に70時間。営業職で契約を取ったいたにも関わらず、もらえるはずの営業報酬の未払い。自称中卒だという女性先輩からのパワハラ・・・
いろんなことが辛くなって、家で一人で夕食を食べていた時に、本当に無意識にこの言葉が出た。
「いつまで」・・・高校時代の3年間のイジメも辛かったが、「卒業」というゴールが、まだ見えていた。だが、就職となると、何がゴールなのか、果たしてゴールがあるのかが解らなくなっていた。
少し話は前\前後して、高校のイジメはゴールがあるから「鬱にはならない」「体調なんか崩さないはず」と、親や周りの大人に言われ続けた。
大人が言うには、ゴールが見えている=イジメがなくなると解っていて、メンタルに不調を来すなどあり得ないという認識だったようだ。
正直、この時点で周りの大人など頼っては私がダメになると思ってしまった。
その思いを持ったまま大学へ進学して就職した。
就職した会社は、同期入社した人はおらず、自称中卒先輩の機嫌が悪くならないために「ミスをするな」と言われ続け、愚痴を溢す相手もおらず、ストレスで倒れた。
それでも、周りは私に過剰な期待をした。あれが期待でなければ無関心かもしれない。
母や祖母が信頼して止まない、カトリック教会のシスターと呼ばれる修道士は、何故か母から私が仕事で悩んでいると聞いてきたらしい。
そして、私に向けた言葉は、お決まりの一言だった。
「苦しいのも神様のお恵み。ゴールなんてないわよ」
アホか?????宇宙人なのか?????
サービス残業70時間のどこがお恵みなのか。ゴールがない??このとき、自律神経失調症になっていた。
集中力が自分でもわかるくらいに落ち、体重も入社時から10㎏痩せた。眠れなくなり、食べ物の味が解らなくなっていた。
ただ、私はまだラッキーだった。「ヤバい」と思えたのだ。
だから、休みの日に自分の体調を調べ上げた。薬を飲みたくないという変な意地から、調べて調べて、自力で治した。
これで治らなかったら病院へ行こうと思っていた・・・今思えばこの楽観視も、どこかおかしい証拠だったのかも(笑)
1ヶ月半ほどで、集中力も戻り、自宅でも変なミスをしなくなった(この間、何枚も皿を割ったし、お風呂の湯はりを何度も忘れた💦)
幸い、今は残業ゼロの会社に就職し、上司にも恵まれたおかげで体調不良を感じたことはない。
ブラック企業は、さっさと摘発されて倒産なりなんなりすればいいのになぁ🤔と思う今日この頃。
そして、今だに高校~前職でひと悶着あった人たちとは一切会っていない(特に例のシスターとは)
自律神経失調症を自力で治した・・・というより治してしまった私は、他人からの評価はともかく、自分のメンタルにとんでもない自信をつけてしまったので、ますます人に相談する必要性を感じなくなってしまった・・・これはこれでマズイ気がするんだよなぁ💦💦
アラサーだけど・・・自立してるってことでいっか!!ヾ(*´∀`*)ノ
ブラック企業で働いて、過労やストレスが原因で正しい判断ができなくなる・・・と聞いたことがあります。
私が欲しかった「ゴール」なんて、ブラック企業には存在しません。あるとすれば「早々の退職」です。そして、そのゴールが「スタート」になると信じています。
自分を大切にしてくれないブラック企業で働いて、最悪自ら命を絶ってしまうなんて悲しい。そんな会社、見捨てても何のダメージもないはず。
命より大事な仕事なんて、地球上のどこにも存在しません。
年末がそろそろ近くなってきたので、今までのモヤモヤを吐き出して毒抜きです!!
さて、明日はやっとお休み。
明日も良いことがありますように。